もう一度電力自由化について検討してみよう

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電力自由化の前におこなわれた電話の自由化は大成功し、日本の通信費は、世界の中でも低いほうとなっています。電気料金もそうなっていくことが望まれますし、そうなっていく可能性はあると考えられます。電話線も電線もひとつであり、長く一社独占が続いていたことなど、共通点が多いからです。電話の自由化で、新規参入する会社が増えたことで競争が生まれ、各社が消費者に選ばれるために、消費者の方を向いたさまざまなプランを設定し、消費者はそれらを比較検討したうえで選択するようになり、結果的に適正価格に落ち着いたと見ることができます。電力自由化でもこうした経過をたどることでしょう。それには、消費者が賢い選択をすることが求められます。現在はインターネットで、容易に比較検討できますので、その手段を利用したいものです。

電力自由化でメリットがある世帯

現在はまだ電力の自由化が始まったばかりで、料金プランは限られています。電気使用量が多い世帯は、自由化によって選べるようになった新規参入会社に変更したほうが、電気料金がお得となることが多いです。一般家庭向けの電力が自由化される前に、企業や組織向けの電力の自由化がおこなわれていましたが、その多くが、地域独占の電力会社ではなく、新規参入した電力会社を使っていました。電気料金が安かったからです。大口利用者の場合、新規参入した電力会社を使ったほうがお得であるのは間違いないようです。そのため、一般家庭においても、電気使用量の多い世帯ほど、電力会社を変更すると、お得になっています。電気使用量が少ない世帯は、従来の電力会社を使い続けても、現時点で損はない状態です。

電力の自由化と通信の自由化の比較

電力の自由化の20年ほど前に、通信の自由化がおこなわれました。電話線はひとつしかないわけですから、ほとんどの人にとって、電話の自由化というのがどういうものかはよくわからない状況でしたが、結果的に通信の自由化は大成功しました。電力の自由化のお手本とすることができそうです。電話線も電線もひとつであるという共通点があり、一社独占が長く続いたということも同じです。途切れると困るものだから、おいそれと自由化できないとされてきましたが、災害時には途切れました。自由化されても、平時では途切れず、災害時には途切れやすくなるという点は同じです。通信の自由化によって、我が国の通信費は、世界の中でも低いほうになりました。インターネットの普及にも貢献したと考えられます。電気料金も、同じように下がっていくことが期待されます。